【コラム 三谷英弘】僕がレーシックについて国会で取り上げた理由 (2):行政機関はレーシックの基本的な情報について何も知らなかった

投稿者: | 2016年9月25日

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前衆議院議員の三谷英弘弁護士/本人のFacebookより

【11月7日、さくらフィナンシャルニュース=東京】

何と、厚生労働省や消費者庁をはじめとする行政機関は、レーシックを行うクリニックが自らその安全性を歌う広告の内容の信ぴょう性を確認していないどころか、レーシックの手術がどの程度成功し、どの程度失敗するのか、という基本的な情報について何も知らなかったのです。

それまで、レーシックの被害と言えば、失明や角膜障害のことを言うものと理解されてきました。しかし、後遺症を訴えられる方の症例はこういう「分かりやすい」ものばかりではありません。

・ 良い視力は出たものの、過矯正状態になって逆に物が見えにくくなってしまった方。
・ 物が見えすぎることで精神的に参ってしまい、うつ状態になってしまった方。
・ 左右で見え方が変わったがゆえに、斜視になった方。
・ 適正に視力は出ているものの、手術後、夜の光が過度にまぶしくなって外出が困難になった方。
・ ドライアイになったり、眼痛が激しくて目薬を手放せなくなった方。

もちろんこれらの症状がすべてレーシック手術と因果関係が証明できているものではありません。

しかしながら、個人として可能な範囲で確認を取ったところ、レーシックを受けた後にこのような悩みを訴えている方が少なからずいるかもしれないということが徐々にわかってきたのです。

とはいえ、僕個人の力でレーシックの実態を明らかにすることはほぼ不可能です。だから、何とか行政庁を巻き込みたいと考えました。しかしながら、単なる憶測のみで行政庁に働きかけても、行政が動いてくれるはずもありません。

そのため、まずはできる範囲で、レーシックの実態を明らかにすることにしました。具体的には、「レーシック難民を救う会(レーシック被害者の会)」の方々に何度もお会いし、被害者の方が数人集まっている会合等にも何度も足を運んでみました。

すると、「メガネ業界の手先」でも、「誇大妄想狂」でもなんでもなく、本当にレーシックを受けたがゆえに苦しまれており、またこれ以上安易にレーシックを受けて苦しむ方が出ないよう、この問題に真摯に取り組まれていることを確認することができました。

そこで、この団体の皆様とともに、レーシックの被害について情報提供を呼びかけることにしたわけです。

「レーシック被害情報提供のお願い」
http://ameblo.jp/mitani-h/entry-11544750612.html

すると、どうでしょう。

わずか2か月余りの間に、何と54件もの情報が寄せられました。その中身についてここで詳細を上げることは致しませんが、どれも微に入り細に入り記載されており、到底作り物とは思えない迫真の内容ばかりでした。【続】

三谷英弘(みたにひでひろ)/東京大学法学部及びワシントン大学ロースクール(IP LL.M)卒業。平成13年から弁護士(第二東京弁護士会所属)、現在までTMI総合法律事務所所属。主な業務分野は知的財産権(IT及びエンターテインメント産業)。その後、中央大学法学部兼任講師(担当科目はエンタテインメント法)、サンフランシスコのVIZ Media(マンガ出版社)勤務を経験、平成24年12月の第46回衆院選にてみんなの党として初当選(東京ブロック)。衆議院議員在職中は経済産業委員会、安全保障委員会、消費者特別委員会、憲法審査会などに所属。みんなの党の倫理委員長も務める。みんなの党解党後、平成26年12月の第47回衆院選では無所属で立候補(東京都第5区)、落選。平成27年7月に一般社団法人消費者のみらいを考える会( http://www.consumer-mirai.org)を設立、代表理事就任。

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