【コラム やまだたかお】元二重橋法律事務所(現:祝田法律事務所)大塚和成元弁護士がやっていたことは、資本市場や社会の規律を乱す万死に値する行為だ

投稿者: | 2016年10月23日

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大塚氏と早稲田大学の同窓だったが、「祝田法律事務所」には参加せずに事実上離脱した門伝明子弁護士/同事務所のHPより

【10月23日、さくらフィナンシャルニュース=東京】

今年の2月に、部下だったアソシエイト弁護士に対する3年前2013年2月23日早朝3時の「意思に反した性行為」の強要の嫌疑等により、第二東京弁護士会から退会命令の懲戒処分を受けた、二重橋法律事務所(現:祝田法律事務所)元代表弁護士だった大塚和成元弁護士。

第二東京弁護士会は、大塚氏の行為について、「懲戒請求者の性的自己決定権を侵害し、懲戒請求者の尊厳を踏みにじる行為であるとともに、第二東京弁護士会の性別による差別的取扱等の禁止に関する規則第3条に違反する行為であって、弁護士法第56条第1項に定める弁護士としての品位を失うべき非行に該当する」とした。

本人は冤罪を訴えているようであるが、このような救いようのない人物は、再起不能な状態に追い込むべきだとの世論が、法曹業界では、もはや主流な世論であり、一般的な見解だ。

それもそのはずで、大塚氏本人は、2月の退会命令後にも、なんら反省を見せずに、違法行為すれすれとしか言いようのない、かつ前代未聞の、資本市場を愚弄するかの行為を、以前と同じように繰り返しているようなのだ。

大塚氏については、「ひとつひとつは適法だが、全体としては社会的に許容されない水準の行為」を繰り返しているという指摘があった。しかしながら、法律に照らしてみても、弁護士は、違法にならない、合法的なことならば、なんでもやっていいということにはならないのだ。

それは、弁護士法で、第一条(弁護士の使命)において、「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする」「弁護士は、前項の使命に基き、誠実にその職務を行い、社会秩序の維持及び法律制度の改善に努力しなければならない」とあり、第二条(弁護士の職責の根本基準)においても、「弁護士は、常に、深い教養の保持と高い品性の陶やに努め、法令及び法律事務に精通しなければならない」とあること、これは弁護士にとっての「包括規定」というようなものだ。

大塚氏は、弁護士時代に、「基準日公告を行わない株式全部取得に関わる種類株主総会」「元株主の集会」などの前例のない事例を強行したが、すべて個人投資家相手に敗訴判決を喰らうなどしたほか、自身の事務所が受任している事件あるいは顧問関係のあるにもかかわらず、事務所の弁護士を当該上場企業の「(独立)社外取締役」に送り込むなどという、脱法的な行為を繰り返していた。

そのようなことを繰り返していた人物が、元部下の女性アソシエイト弁護士が、強姦されたと訴え出た場合、弁護士会が大塚氏の言い分を聞かないのも、むしろ自然なことであろう。

第二東京弁護士会が、「強い非難に値する行為であること、被懲戒者が何ら反省せずに無責任な態度に終始していること等を考慮し、退会命令を選択する」と異例の強い非難をしたのも、特に大塚氏の退会命令以後の行状を総合的に考えると、合理的な判断であったと評価せざるを得ないのである。【了】

やまだたかお/名古屋在住の個人投資家、一部上場企業社員。現在は、妻の産休に伴って、イクメンパパとして、有給休暇中。

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